吹田商工会議所において松野頼久代議士による
講演会「大阪府犬管理指導所に
おける動物保護の考え方」が開催されました。
どれほどの方が来られるか、少し心配でしたが蓋を開けてみると会場は大盛況で
松野氏の人気の高さと動物問題に対する関心の高さがうかがえました。
講演会の内容はあまりにも濃く、ここではほんのちょこっとしか紹介出来ませんが、
講演を拝聴して私が一番 嬉しかったことは、たとえ狂犬病予防法に基づく処分施設
(←現在は施設基準がなく、収容した犬を袋詰めにしたまま置いている自治体も
あるとか)に収容されている犬であっても、狂犬病予防法において定められていない
ような事柄に関しては愛護法がカバーする、(つまり彼らが「命あるもの」であることを
鑑みないような扱いは許されない)と言う考え方もある意味ありかも、と言う以前からの
考えが確信に変わったことです。
以前この日記でも紹介しましたが、松野氏は国会で動物問題に関する質問を何度も
投げかけています。
これは一例ですが、(もちろん確信犯的質問ですが→)「狂犬病予防法が根拠となる
2日間は、蹴飛ばしても餌をやらなくても、水をやらなくても良いのですか?」と言う超
過激な質問もあります。
そしてこの質問には厚労省が「狂犬病予防法の施設でも(健康と安全の確保を謳う)
愛護法の観点を排除するものではない。」と答えています。
このように、国から言質を取ってくださることは本当にありがたいことで、巧みな質問で
画期的な答えが引き出されると、今度はそれらが国から各自治体の動物愛護を
所管する部署に通知されます。
そして通知と言う規定の事実が動物保護活動にとっての大きな武器(と言う表現が
穏やかでなければ、ツール)となります。
以前から、多くの人がその整合性について悩んできたところの、狂犬病予防法および
動物愛護管理法における運用上の取扱いについて答えを引き出したのも松野氏です。
例えば、この取扱いによれば生後90日以内の犬は狂犬病予防法の適用除外であり、
生後90日以内の子犬を殺処分している自治体があれば違法行為を行っていると
言えます。つまり私たちがそのような子犬を見た場合は厚労省健康局結核感染症
課長からの「狂犬病予防法に基づく抑留業務等について」と言う文書を水戸黄門の
印籠のように振りかざせば良いのです。(でもくれぐれもケンカはノンノン!です)
また、昨年の厚労省の「抑留犬の処分とは殺処分のみを指すのではない。」と言うのは、
譲渡を初めて認めた答弁であり、これにより多くの犬が助かる道筋が出来たと思います。
動物問題を解決するためには個人の力では限界があります。法律、制度の改善が
必要ですし、それらが正しく運用されることも大事です。そして動物問題に関して尽力
してくださる国会議員の方は他にも少なからずおられますが、これだけ次々と具体的な
成果を出してくれる議員の登場と言うのは本当に嬉しい限りです。
自らも大の犬好きであると自認されておられるとおり、「多くの可哀相な犬たちを助けて
やりたい!」と言う気持ちが本当にお強いからでしょう。
しかしそのやり方は非常に戦略的で効果的です。この方も「心はHOT、頭はCOOL」の
方なんだと思います。 (ちなみに松野氏の地元の
熊本市の収容動物の譲渡率は74%。
これは大阪の殺処分率と同じくらいです。)
松野氏を知って私は若者に負んぶされて横断歩道を渡るお婆ちゃんが「若者にも
こんな人がいるんですねぇ。ウウウ・・・」としみじみ言うように、「国会議員にもこんな人が
いるんですねぇ。ウウウ・・・」と感激して涙目で言いたいくらいです。身近でお話しして
吃驚仰天ですが、本当に気さくで腰の低い方です。そして何でも自分の頭で考え自分の
言葉で明解に話す方です。(その上長身で細身で男前。もう言うことありません〜。)
今後この方がご自分に課している宿題は愛護法がその第35条第6項で謳っている
とおり、「犬お及びねこの引取り」に関して国から補助金を取ることや、引取りに際して
国でそのフォーマットを作り全国統一する(例えば熊本市では引取の際、手放す原因が
「吠えること」「咬むこと」であればトレーナーを派遣して犬をリハビリするそうです。その
あたりの努力もまた殺処分率の低さにつながるのでしょう。そんなことは今の大阪では
考えられません。)こと等ですが、きっと実現していただけるものと期待しています。
そうそう、3.5億円の国からの交付金、これも初の快挙でしたが、残念なことにこれらは
一般財源なので大阪においては犬猫のために使われるとは限りません。しかし、「動物の
ために」と確保してくださった貴重なお金、他で使われてなるものか。これについては
上の和明大阪府議が頑張ってくださる(この方も常日頃動物たちのために心を砕いて
くださっています)とのこと、大変に心強いです。
私は本当はノンポリ(死語?)でどの政党がどうのと言うことはないのですが、今んとこ
動物で頑張ってくださる方は民主党の方が多く、最近はすっかり民主党びいきになって
きたようです。 (でも幹部の3人はキライ・・・。)
最後になりますが「たかが犬猫に」なんて言う方がおられたら胸を張って申し上げたい。
「動物に優しくない社会は人間にも生き辛い社会」なのです。 ヘムッ

かわいすぎるニャンコの手提げ。
モデルはおうちの三毛ちゃんだそうです。 |